人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3日目  難所(2) 恵門の滝

 3日目  難所(2) 恵門の滝は日本3大不動の一つ
 宿→(車)75番大聖寺、76番奥の院三暁庵、77番歓喜寺、76番金剛寺、番外藤原寺(とうげんじ)、78番雲胡寺、79番薬師庵、80番観音寺、81番恵門(えもん)の滝→県道筋3日目  難所(2) 恵門の滝_b0156451_2220060.jpg
 地図上では牛の頭部から背中方面へと東行きです。番外藤原寺これを「とうげんじ」と読む。88ヶ寺には朱印をいただける寺と、住職不在の寺があり、前者は150円、後者は近くの寺で50円で代印を頂く事になっている。この藤原寺は前者に所属しているのに、住職不在で、セルフサービスで押印し150円を納めよとのことでナウイ方式を採用していました。本日は、海沿いの県道をひたすら歩く孤独な巡礼です、こういうときは、杖に彫った般若心経を詠みながらの「同行2人」の気分になります〈写真1〉。
 粗末な寺が多い中で、港町「大部」にある観音寺は、立派な島名産の大きな岩石を巡らした、いかにも経済的に豊かそうな寺である。仁王門を一礼して入ると住職が庭に居られ、「本堂でお勤めしましょうか」と言葉をかけられ本堂に上げていただく、「お名前は」に応えて、ろうそく一本を献じて読経が始まりました、初めの部分で私の遍路の満願祈願も織り込んでいただき、般若心経では私も同唱させていただきました。3日目  難所(2) 恵門の滝_b0156451_22203042.jpg
感謝しながらお勤めが終わると、次は別棟の客殿でうどんの接待をとのことで、大広間に独りで温かい「きつねうどん」をいただく、正面床の間には弘法大師に似た坐像の横に「うどん大師!」と謹書された軸がある、尋ねると洛陽、青龍寺の高僧の書画とのことである。誠に想定外の経験をさせていただいた。
 ご縁に感謝の日でした恵門の滝は日本3大不動の一つで修験者の行場センターです(写真2)。切り立った崖の中腹に圧巻の朱色の大回廊があり、その中の祠で立派な不動明王が睨みを利かせています。
この地点にたどり着くには、やはり難行が待っていて、長い沢登り、先が霞む程長い石段があり、絶壁にたどり着いたかと思うと、さらに大回廊まで最後の坂が待っていました、頂上には188回巡礼記念と書いた石碑があり、豪な巡礼者がいたものだと驚きでした、紅葉がきれいでした。

by houro-ki | 2008-09-03 13:30 | 小豆島遍路歩き150km  

<< キョウヨウとキョウイク ?? 二日目 難所(1) 「笹ケ滝山越え」 >>